2017.04.14更新

先日、同じ日で、同じ時間帯(夕方)に2人の網膜剥離の患者様が受診されました。

 

お一人は、数日前から異常を自覚。もう一人は、当日の朝に自覚し来院。

 

前者は、黄斑剥離の状態。後者は、黄斑非剥離の裂孔原性網膜剥離の状態。

 

まったり気分の夕方の外来の雰囲気が一変。それぞれに病態の説明をして、手術が必要な状態だと理解してもらいました。

 

病気の性質上…術後に必ず体位保持制限が必要なので、ムンテラ(手術説明)時にご家族様の同席もお願いしております。

 

ムンテラ時に、一番注意しているのが、正確に病態をお伝えして理解して頂く事。簡単な剥離や難治な剥離と千差万別です。必要以上に不安を煽る事はしないようにしています。その上で手術のやり方と術後に腹臥位(うつ伏せ)などの体位保持制限が必要な事をお伝えしています。

 

もちろん…当院は日帰り施設なので、入院施設への紹介も提案します。

 

意思確認をすると、2人とも当院での加療を希望されましたので、急ぎ術前検査をオーダー。

 

全ての外来患者様をさばき終えた後に、それぞれの患者様の眼底チャート(設計図)を作成して、手術のイメージを膨らまします。実際、手術時に新たに気づく事もありますが、ほとんどが眼底チャートの確認作業です。

 

手術は、原因となっている網膜の穴(裂孔)を全て見落とし無く見つける事。その穴が出来た硝子体牽引を外す事。全周隈なく観察し、あやしいところは入念に徹底的に硝子体を処理する事。眼内をガス(空気か膨張ガス)で充満させ、網膜を元の位置に復位させ網膜レーザーで穴の周りを2、3重に囲います。(糊付け)

 

 

あとは、術後に患者様本人が腹臥位など数日間して頂き治していく。ガスが自然に抜けきるまで仰向けは禁止。

 

このように、患者様と時間を掛けて、一緒に治していく必要のある病気なので、術後の生活指導をしっかり聞いて頂き、頑張れる人しかこちらも引き受けられないのが本音です。信頼関係がお互い必要と考えます。

 

幸い、うちのスタッフ達は優秀なので、私はいつも自分のパフォーマンスどうりに力を発揮出来ています。

 

もちろん、初回腹臥位率9割。残念ながら再剥離になってしまう患者様もいらっしゃります。心掛けているのは、術後対応は、可能な限り即日対応。そしてもう一度原因を、再確認して前回とは違う方法で復位させるようにしています。

 

眼科医になって…いつも網膜剥離の患者様は、続く時は続く印象です。お二人の前にも、80代の高齢の患者様が網膜剥離で手術を受けられました。その方は、他院からの手術依頼でしたが…無事に手術と体位制限を終え、今は普通の生活に戻られています。今回のお二人のうちお一人は、社会復帰を始め、もう一人の方も復帰の準備段階です。これからも外来で見守り続けたいと思っています。

 

この頃…以前手術を担当させて頂いた患者様が受診してくださいます。前職や前々職の時の患者様だったりしますが、元気に生活されている報告を聞けるのは…何よりも医師冥利に尽きます。

 

 

 

 

 

 

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